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2012年03月05日

大会レポ『東京マラソン2012(ランナー編2)』by joe

東京マラソン2012で会心のレースが出来ました。
レポートを書くよう言われましたので、応援へのお礼と4年間のレース結果の振り返りを兼ねて、まとめてみました。「T 4年間の走歴」「U 東京マラソン2012」「V その他」の順番です。

T. 4年間の走歴
これまでの月間走行距離と、主要な出場レースです。

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【2008】
2007年12月ごろ、会社の同僚に「ハーフマラソンに出ないか」と誘われてから本格的に走り出した。それ以前にも週1回皇居を1周していて、全力で走れば1周20分切れる程度の走力はあったけど、レースへの出場を考えたことは無かった。
初めて出たハーフマラソンで目標の90分を大きく上回る87分台を出し「これは自慢できる記録だ!」と思った。その後も体形維持のために月間50km強走り続ける。

【2009】
あるきっかけで2月に「ASICSランニングラボ」に行き「あなたはフルマラソン3時間の能力があります」と診断され、ちょっとその気になった。更に3月の立川ハーフマラソンで82分台を出し、「サブ3とやらを生涯の目標にしよう!」と決意する。一人ではとてもたどり着けなそうな目標なので、初心者にも優しそうな「江戸一RC」に入れてもらった。当時の江戸一にはサブ3ランナーはいなかったけど、シゲさんはじめサブ3に手が届きそうな人は何人かいた。その年の11月のつくばマラソンを初マラソンと決めた。
江戸一で仲間と半年間練習しているうちに走力は急上昇し、10月の手賀沼ハーフでは77分台という信じられない好記録が出た。このころにはすでにサブ3の自信はあったけど、どうやらランナー界には「国際レース」というカテゴリーがあり、その一つ「別府大分毎日マラソン」の出場資格が2時間50分だという知識も仕入れていた。そして初マラソンのつくばでは思い切って50分カットを目標に3’55”/kmで突っ込み、後半失速しながらも逃げ切って2時間49分01秒で別大資格を獲ってしまった。初マラソンは出来過ぎだった。

【2010】
2月の別大は2時間45分切りを狙うべきだったけど、出場しただけで満足していて、結果2時間46分38秒。これが2年間ベストタイムとして残ってしまうことになる。

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7月に札幌国際ハーフマラソンに出てみた。これもハーフ78分が出場資格のレースで一度は体験したかったレース。ところがレース当日は快晴の気温30℃!!出場資格78分のレースで88分以上かかってFINISHした。初の「撃沈」。気軽に出たレースなので精神的なダメージは全く無かったけど、この時「日光」に対する苦手意識が刷り込まれたみたいだ・・・。
10月の手賀沼ハーフ、自己ベスト更新だけど、ランナーとして成長速度も緩やかになってきた。
11月のつくばマラソン、2時間45分を目標に前半80分を切るペースで突っ込むが、27km付近でピタッと止まる。実力を上回るペースで飛ばし、強い陽射しで気持ち悪くなった。
このころから様々な国際ランナーと知り合う機会が多くなり、たまに一緒に練習するようになった。ベストタイム2時間31分のYさんの「どんなことでも納得行くまでやってみれば、何かが生まれる」との言葉に刺激を受けて、フルマラソン前の2ヶ月間、月3回程度30km〜35kmのペース走(本番想定ペース+キロ10秒弱の激しい練習)をするようになった。

【2011】
初出場の東京マラソン、目標は2時間42分。ペース走の反復の効果か、30kmまでほぼ3’45”/kmで走れたが、35km地点で力尽きた。「暑い、のどが渇いた」と思うとJOGさえ苦しく、残り200mの42km地点で両足ハムストリングが攣り、2分程度止まるおまけもついた。
この年の夏は暑く、すっかり日光が苦手になっていた自分は夏で大きく調子を落とし、秋に入っても前年を上回る練習が出来なかった。
10月の手賀沼ハーフ、大挙登場するライバル達との競争にテンションがあがり、調子が上がらない中わずかに前年を上回った。
半信半疑で迎えた11月の神戸マラソン、目標は2時間42分。往路は強い向かい風の中上手く立ち回って80分半で乗り切ったが、30km近辺から早くも失速。快晴20℃、強風、35kmからの三段階の上り坂、条件も厳しかった。ちなみに一緒に出場したYさんは総合7位。さすが。

【2012】
1月3日に知り合いの強豪ランナー達と30km走。ともにサブ40を目指す近所のスピードランナーTさんと競り合い、25km以降ペースを落としながらも平均3’45”/kmで走りきった。練習とはいえ、サブ40ランナー達に先着したことは、精神面での転機になった。1月〜2月に30kmと35km走をそれぞれ3本こなした。久々に「昨年より強くなった」と感じる。2月の別大ではシゲさん、Tさん達ライバルがベストを更新し、刺激を受けた状態で東京マラソン2012当日を迎えた。
実力は42分程度、しかし目標はサブ40。



U. 東京マラソン2012
以下は某SNSの記載そのままです。
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心技体揃った!
勝負は35kmからと言い聞かせ自分を落ち着かせ、効率的ペース配分が出来た。ピーキングとカーボローディングが上手くいって力を100%出せた。6戦目でようやくマラソンランナーになれた気がする。
気象条件が自分にピッタリだったのも大きい。

2゜38'57"(NET2゜38'50")
00km〜05km 18'25 (3'48 3'42 3'38 3'38 3'39)
05km〜10km 18'38 (3'41 3'43 3'44 3'44 3'46)
10km〜15km 18'47 (3'44 3'43 3'45 3'47 3'48)
15km〜20km 18'57 (3'49 3'49 3'47 3'45 3'47)
20km〜25km 18'38 (3'44 3'45 3'46 3'42 3'41)
25km〜30km 18'46 (3'48 3'44 3'44 3'45 3'45)
30km〜35km 18'42 (3'41 3'46 3'43 3'47 3'45)
35km〜40km 19'29 (3'54 3'50 3'49 3'53 4'03)
40km〜FINISH 8'35 (4'03 3'55 0'37)

【スタート前】
朝7時に江戸一メンバーで記念撮影。シゲさん、Noga、ありがとうございます。スタート1時間前にスタート地点に行ったがすでに20列くらい人がいる。トイレに寄りたかったけど、有り得ないような行列だったので、我慢した。結局FINISHするまで我慢した(;^_^)あの状態でフルマラソン走りきれるのは発見だった。

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【〜25km】
3'45"/kmのペース維持に集中。5kmでGさんに追いつき、ずっと併走。中間点過ぎ銀座あたりでげんきーずの宇野けんたろうに抜かれる。彼の持ちタイムからすればもっと前を走っていると思ったが・・・。
永代通りに入り、自宅前に立つTさんから声援をもらう!一緒に繰り返した皇居でのロング走を思い出す。更に進んだところにSさんも!その後自分のマンションを通り過ぎ、25km地点にある江戸一陣地を目指す。この辺テンション上がってLAPが速くなるのは去年と同様。

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【〜35km】
25kmでシゲさんからカーボショッツをもらい、気合を入れなおす。江戸一の新年会で「40分を切って江戸一の強さを見せる」と宣言している。まだ17km残っているが、今日出来ずにいつ出来るのか?
ここから周りのランナーが落ち始めて、単独で前を追い始める。28kmあたりの浅草折り返し、折り返し後に風を感じる。どうやら予想とは違い南風らしい。風は弱いのでそれほど影響は無いだろう。脚が重くなりだすが、ペースは維持できている。31km地点で車道の逆側に移動したシゲさんが待っていてくれた。今年こそ最後まで勝負しなければ。

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再び永代通りに入り、TさんとAさん登場!2人とも声が大きいので笑ってしまいそうになる。こんな凄い2人に応援してもらっているのだから結果を出したい。更に永代通りでは対抗車線のセコさんからも声援をもらう。元気だな〜。そして中央通りを南下し銀座を走る。単独走になっていたので左車線を独占。ここでも仲間とすれ違い、新調したストップウォッチを見せて応える。更に進んだ34km付近、右側の対向車線から「joe!」と声が聞こえたので振り向いたらうまい棒が2本並んでいた(笑)2人ともサブ3ランナーのはずだが、こんなパフォーマンスも出来るんだ。注目の的から声をかけてもらいテンションが上がる。

【〜FINISH】
去年つかまった佃大橋は意図的に上りのスピードを落としてダメージの軽減を優先。その後も極端な失速はせず、これまでのフルマラソンとは逆に終盤で追い抜く展開。40分カットに対してはある程度貯金があるので、ここからはコントロールしながらペースを落としていくことが大事。橋のアップダウンがいくつかあるが、上りはペース落として呼吸が乱れないようにする。残り5kmから「3'55"/kmで38分台!」を意識する。出来ればキロ4超えは見たくない。38km過ぎ、いよいよきつくなりアゴが上がりだす。39km〜41kmでキロ4超え・・・、ここで38分台は諦めかけた。残り350m地点、誰かに抜かれたと思ったら、30km地点で追い抜いた宇野けんたろうだった。宇野氏には「好青年風だな〜」という写真の印象しかないけど、この瞬間何か弾けた。いきなり猛然とスパートを開始する自分に驚く。「こんな余力があったのか」「自分は日頃のレースでは妥協しているのか」
宇野氏他数人を抜き去り、ギリギリ38分台でFINISHラインに飛び込んだ!初マラソンで50分カットした2009年つくばを超えた出来だと思う。
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30人近くからコメントやメールをいただいて、市民ランナー人生で最高の日になりました。江戸一に入ってからの3年間で出来た人の和を改めて実感しました。



V. その他
■マラソンの面白さ
・フルマラソンは体内のグリコーゲンが枯渇した後も走り続ける必要があり、「30kmの壁」または「35kmの壁」があります。スピードだけでは押し切れません。したがって「身体能力」だけでなく「戦略/戦術」「実行力」も勝敗のポイントになり、「弱者が強者に勝つ」可能性が十分にあります。中期的な強化ポイントを絞る戦略性、レース当日に力を発揮するための戦術、そしてそれらを実行するための向上心や胆力次第で、体格や筋力に恵まれない人が上位に行けます。
・数値化しやすい競技なので、練習とレース結果の相関を推定しやすいです。その点でも、自分の頭で考えることが結果につながりやすいといえます。
・一人で練習できるし、他人と競う必要もありません。50歳を超えても自己記録更新が可能な競技なので、それぞれのペースでゆっくり走力を伸ばしていけます。

■市民ランナーとしてのバランス感覚

・走行距離と走力の相関はやっぱり高いです。走力を伸ばしたいとは思っていますが、生活全般におけるランニングの位置付けは考えたいところです。趣味に熱中し過ぎるのも怖いので、自分の場合は走行距離「月間300km未満」を目安にしています。(前のページのグラフで「月間走行距離ギリギリ300km」の月がいくつかあるのもそのためです)
 まあ、月300kmも走っているわけですから、すでに普通ではないですけど!

次の目標は見えてないですが、もうしばらくは、更に強いランナー目指して頑張ろうと思っています。

2012年3月3日


posted by 江戸一RC at 19:14| Comment(12) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大会レポ『東京マラソン2012(ランナー編1)』by Br.セコ

このレポートはPDF形式となっています。
下記リンクよりご覧ください。


大会レポ『東京マラソン2012(ランナー編1)』by Br.セコ
https://edoichi-rc.up.seesaa.net/image/tokyo2012_seko.pdf


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posted by 江戸一RC at 19:04| Comment(2) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月29日

大会レポ『東京マラソン2012(応援編)』by miyu

初の生観戦と応援をしました。

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(浜町明治座前〈往路25km、復路31km〉)


最初は、恥ずかしくて声を出せなかったですが、どんどんランナーが走ってくるにつれテンションが上がり応援するのが楽しくなりました★

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ランナーとハイタッチするのは応援する私も元気をもらいました。


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法被を来て応援してる時は江戸一のメンバーに入れた気がして、とても嬉しかったです★

私設エイドはランナーの方に『ありがとう』って言ってもらえて嬉しく思いました。

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(温かいお汁粉も用意)



来年は私も走りたいと
思いました。

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(今年も大人気だったウルトラセブン)



posted by 江戸一RC at 12:05| Comment(1) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月25日

大会レポ『第31回 大阪国際女子マラソン』by しー

 こんにちは。しーです。
 
 去る1月29日(日)『大阪国際女子マラソン』に出場した時の様子や今大会での出来事をレポートします。
最初から最後まで通して読む必要はありません。興味のある項目を楽しんでいただけたらうれしいなぁ。

 まずは、
《国際レース基礎の基礎》 
  一般に「国際レース」と呼ばれる代表的な大会を挙げておきます。これらは世界陸上や五輪などの代表選考レースを兼ねています。

男子のみ ・びわ湖毎日マラソン
     ・福岡国際マラソン

男女   ・東京マラソン
     ・別府大分毎日マラソン(通称 別大)
      注)別大は2011年の60回記念大会で参加資格が緩和、女子選手も参加可能となる
    

女子のみ ・横浜国際女子マラソン(2008年に終了した東京国際女子マラソンの後継大会)
     ・大阪国際女子マラソン
     ・名古屋ウィメンズマラソン(震災で中止となった2011年まで名古屋国際女子マラソン)

 ご存知のとおり「東京マラソン」は市民ランナーの大会でもあります。他に、昨年参加資格が緩和された「別大」と今年から名称が変わった「名古屋ウィメンズマラソン」も国際レースと市民大会が一緒になりました。このような大会では、参加資格が一般とエリートという具合にカテゴリーを分けてあり、そのエントリー条件や申し込み方法が異なります。
 
 エリートの部に入るランナーは広く「国際ランナー」と呼ばれたりしますが、その資格は
@陸連登録者で各大会が定めた年齢に達していること、
A各大会が設けた基準記録を国内外の公認レースにおいて出していることとなっています。
 大会によっては申請する公認レースの記録も陸連登録者として出したものに限ると細かく定められ ていることもあります。

 「国際ランナー」資格は永久ではありません。有効期限は2年ですから、公認レースに出る度そこから2年有効の記録を維持するという状況ですかね。
突然の「国際ランナー」に備えるためにも、みなさん是非江戸一で団体登録を。

 では、各大会エリートの部に設定された基準記録をフルマラソンの記録で見てみましょう。

・びわ湖毎日マラソン:2時間30分以内
・福岡国際マラソン :A 2時間27分以内 B 2時間45分以内
・東京マラソン   :男子エリート 2時間23分以内 女子エリート 2時間54分以内
・別大(男女とも) :カテゴリー1 2時間30分以内 カテゴリー2 3時間以内
  
・横浜国際女子マラソン:3時間以内(第3回大会で基準が引き上げられた)
・大阪国際女子マラソン:3時間15分以内
・名古屋ウィメンズ  :3時間15分以内
            
 「東京マラソン」の男子エリートは2006年に終了した「東京国際マラソン」の事実上後継大会となっているので、「びわ湖毎日マラソン」、「福岡国際マラソン」、「東京マラソン」が男子三大レースとなっているようです。 

 女子の国際レースでは3時間15分以内という共通の記録があったのですが、横浜が2011年11月の3回大会においての参加資格を突然サブスリー(3時間以内)に引き上げました。これには多くのランナーが“寝耳に水”状態で戸惑い、レースの予定を変更することになったと思います。知らせを聞いた時点で秋のレースは軒並み締め切られ、大阪までフルのレースはなくなりました。私は性格上、ハーフや30キロで調整レースなるものができないので、大阪が今シーズン初ロードレースとなったわけです。
 別大、東京、今年から名古屋は市民大会と国際レースが一緒になった形です。他の都市でもここ数年のマラソンブームで、このようなレースが大型イベントとして開催される傾向は増えていくと思います。これには賛否両論あるでしょうが、世界で勝てる日本人ランナーが次々と出るようなマラソン界になってほしいなと思います。

 ここではフルにおける基準しか紹介しませんでしたが、エリートの部は10キロ、ハーフ、30キロいずれかの基準記録に該当していれば参加資格があります。こちらも各大会によって設定が異なりますので、興味のある方は覗いてみてください。
申し込みには公認レースでの記録証のコピーや所属陸連の承認が必要です。
その他、参加費や一般の部の参加資格などの詳細も機会があれば調べてみてください。

 
 さて、次は今回の私のレース内容についてです。
ご存知の方も多いと思いますが、私、しーは普段時計を付けて走ることをほとんどしません。付けてもタイムやラップをとるためではなく、あくまでも単に時刻を見るため。
ですから、時間に関して細かく記録することを得意としません。
でも、レース時は一応付けるんですよ。「ガーミン」という名の時計を。今回はちょっとワケありでしたがね。まっ、それは後ほど。
とにかく、私流の内容で参考にならずともご容赦ください。

《じゃあ、いつやるのか?イマでしょ》 
 大阪のコースは長居陸上競技場内トラックを2周して一般道へ向かい、大阪城、大きなビルが並ぶビジネスパーク、何かと話題のH氏がいるであろう市役所、多くの人で賑わう御堂筋を通ってグリコ看板が見える道頓堀橋で折り返し、競技場へ帰るという大阪らしい景観を臨みながら走る全コースほぼフラットな非常に走りやすいコースとなっています。
 
 アップジョグで体調や脚に異常がないことを確かめ、わずかに白いものがチラつく曇り空の下スタートラインに並びました。
気分は緊張感よりワクワク感が大。いつもレース前の一週間はレスト重視、ほとんど脚を使わないのでレース当日の体は走りたいウズウズでアドレナリンいっぱい。
 カウントダウンが始まって、いざ、スタート。
競技場内はアウトコースをあせらず走ります。一般の大会とは比較にならないほどランナー数は少ないけれど、インコースに入るとやはり多少の混雑はあります。上手くペースを作るにはアウトコースに飛び出したほうが精神的にもラクです。
トラックを2周した後、場外の散道を1キロほど走ったでしょうか。いつも通り最初の2キロは自分のペースや呼吸、脚の動き等がどんな調子か様子をチェックします。そして今回の目的を実行に移せると判断。
 
 目標と目的は似ているけれど私の中では違います。レースでは目標を設定し、目的を持って走ります。目的を持たなければ目標が明確にならないこともあります。
目標は手が届きそうだけれどその道のりが簡単ではなく、一度では到達できないところにあることが多いです。目的は目標を達成する為に今の自分の実力でできること、実行できることです。
 私にはどうしてもやっておきたいことがありました。
サブスリーのスピードや走り方をレース中で体感すること。これが今回の目的。
4'15/kはサブスリー狙いのペースですが、私は1キロ毎をきっちり刻むことはできないし、また自分はそういうタイプではありません。タイムを見るのは5キロごととハーフ。5キロ毎とハーフのラップ、その横に時刻をテーピングテープに書き、時計をしている腕に貼り付けていました。昨年のリザルトから自分の走り方でできそうなタイム、タイプが似ているランナーのタイムということになるのでしょうか、それを見つけ出しテープに書きました。スタート時からとばせない私はゴールタイムが自分の目標タイムに近い数名のサブスリーランナーの中から、最初の5キロがもっとも遅くてその後のラップに上下が少ないランナーのタイムを選んでいました。
 
 スタートから5キロ、少し速いくらいだったので調整。その後は徐々にペースを落ち着かせてハーフはサブスリー圏内でしたが、ハーフを過ぎ30キロを前にして必ず変化すると覚悟していました。今の実力ではこの先このスピードは保てないと当たり前のこととして受け止めていたので、諦めではなく納得の失速。
 さて、ここからが肝心。粘ってみせる。心肺はまだまだ辛くない。完全に疲れ果ててしまう前に、ゴールまで保てるスピードに少しだけ落とせばいい。残っている脚の余力をどう使おうか考えを切り替えました。タイムではなく走り方が重要。走り方を体で覚えるにはレースが絶好の場。気持ちは最後まで前向きに折れることなく、むしろ面白くなってきた感じでした。
競技場に戻った時、たくさんの声援に後押しされて満面の笑顔で気持ちよくゴール。。

結果ですか?どうぞ、公式HPを開いていただければ出場者全員のリザルト出てますよ。

 今回3時間切りは難しいとわかっていました。いつものようにスロースタートでスピードをコントロールしながら走れば、うまくまとまったかもしれません。3時間は切れなくともベストが出たかもしれません。でも、それではいつもと同じで何かを掴んで終わるということはないだろうと思っていました。次へ進むためにどうしてもやっておきたかったこと、それもレース中にトライしたかったこと、それがサブスリーペースで最初から攻めていくことでした。
もうひとつ、調子がベストでないならないなりに記録を出すこと。
 
 今回のトライがなかったら自分には何が足リないのかわからないままだったと思います。サブスリーはたいへんだ、キツイという漠然としたことしか浮かばず、自分にはそれができるのか、達成したいのかさえも曖昧でイメージが全くわかず、ものすごく遠くて見えてこない、それがサブスリーで自分には無理だと思っていました。もうどうでもいいか、と考えるのが面倒で億劫になることもありました。
それが大阪を走りきった時、ほんのわずかだけれども見えました。タイムはベストでなかったけれど、とてもうれしい結果でした。走っている間は楽しくて、何より42,195キロをあんなに短く感じたのは初めてです。ハーフまで突っ込んだせいですかね?とにかくゴール後も距離的にはまだ走りたいくらいな気持ちでした。
初レースでホノルルを走った時の達成感と楽しさは二度と味わえないと思っていましたが、また新鮮に味わえました。今、走ることがもっと好きになっています。今日の練習は明日もっとラクに走る為。そう思って毎日10年以上走ってきました。これからも明日また走りたいと思えるように練習を積み重ねていきたいです。
はてさて、名古屋はどんなレースになるでしょうかねえ〜。

 ここからは、今大会にまつわるいくつかのお土産話

《えーっ!おーさかまさかの出会い》 
  レース前々日、私は実家に向かいました。
 
 名古屋から一時間ほどの三重県四日市市、周囲は今でこそ住宅が次々と建っていますが、田畑に囲まれ鈴鹿山脈の魅力的な稜線がくっきりと望める片田舎にあります。鈴鹿山脈縦走した〜い。
 ホンモノの瀬古選手に野口みずき選手は三重県出身です。実家のすぐそばには瀬古さんが練習していたというダムがあり、私も帰省時にはトレーニングコースにしています。
私の高校時代の陸上部顧問は、当時自身も短距離選手でソウル五輪代表でしたが、転任先の高校に野口さんが入学してきました。今年のお正月、恒例の陸部OB会で「みずき応援ツアー」の話を先生から伺っていたのですが、名古屋では会えるかな。
前置きが長くなりました。

 さて、名古屋から近鉄線に乗り換えますが、降車の際次の乗り換えに便利なようにと最後尾に乗り込みます。空いている席を探していたその時、目に飛び込んできたものはつくばマラソン参加賞のバック、通称「つくバック」(ホントか?)でもって、そのつくバックからピンクのモールが見え隠れ。「スペシャルぅ〜?」(*スペシャルについては別項で)
そして、私と同じように大荷物。それはどう見たって私には「大阪走ります。」と言っているようにしか見えません。歳は同じくらいかな。フツーの主婦ってカンジなんだけど。。。
とりあえず、隣に座ってチラ見。彼女は携帯に没頭している様子。
 隣を気にしながらも降車駅に到着。名古屋経由ということは彼女もどこか寄る所があるのだろうと思い、「大阪で会いましょう。」と心の中で挨拶。
私は大きなかばんを持ち、リュックを背負い、立ち上がり、扉が開いて足を踏み出し。。。ってオイオイ、なぁぜ?
なぜ、つくバックを持ったあなたが私の目の前に立っているのでしょう?歩いているのでしょう?
そうです。降りちゃったんです。たまたですよ。ね、たまたまここ「近鉄富田駅」のそばが実家なんだ。と思いました。
私はここから更に超、超ローカルな単線「三岐鉄道」にお乗換え〜。階段下りて反対側のホームに渡り、黄色い2両しかない電車を待ちますヨ。これも一緒だったら笑うワ〜。。。

お・お・わ・ら・い。
なんでやねん?つくバックを持ったあなたもこの超、超ローカル単線「三岐鉄道」に乗るっちゅうんかい。
ひぇ〜っ!落ち着こう。まだ彼女が乗ると決まったわけではない。(状況からは乗る選択しかないんですけどね)ちょっと落ち着く為に離れて電車を待ち、発車まで時間があるので後から乗り込みました。1両目を見渡し、2両目に移動。いたっ!!つくバックの彼女。
ここまできたら声かけるしかありません。

 唐突に私:「大阪走られるのですか?」
驚きの彼女:「えっっ!あっ、ハイ」

 名古屋からローカル三岐まで一緒だったことに私たち二人は大興奮。ちっちゃな車両の中で暫し国際レースの話。埼玉在住の彼女は初国際ということでかなり緊張していました。実家に一泊し、翌日近くに住むいとこと車で大阪にゆっくり向かうということでした。こちらのいとこさん、大阪も経験済みでコースも知っているそうな。いとこも国際ランナー、しかも話からすると速そう。どんな一族?DNA?
私の降車駅に到着するわずかな時間で話せるだけ話し、会場で会えることを願い別れました。彼女はもう少し先の山奥まで行きました。

 実はこの偶然の出会いで私のテンションは上がり始めました。この日この時まで今ひとつ気持ちがまとまらない、のらない、ボケたような調子が続いていました。ところが、この数分の会話で前向きになり、「がんばろう」と気持ちが入りましたから不思議です。

《元気な大阪》
 レース前日大阪入り、まずコース下見へ向かいました。
広くデカい長居陸上競技場に集合し、陸連のおっちゃんガイド付き大型バスで下見に行きます。おっちゃんは大阪情報を盛り込みながら、給水ポイントやコース上のトイレ等を教えてくれ関西弁の説明は飽きません。

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 この時の大阪の印象は、元気な街だなということでした。商業施設が立ち並ぶ大通りは、人、人、人。大勢の人で賑わっており、活気があります。飲食店もブランドショップも、大小どこのお店も生き生きしているように見えました。

 私は下見の後、コーチときのこさんに連れて行っていただいた、とあるブランドショップが立ち並ぶ場所が気に入りました。
ここ最近、街中でもこちらのブランドを引っさげた人々をよ〜く見かけます。普通のファッション誌にも特集が組まれていたりして猫も杓子も・・・ってカンジがしますけどね。
あるわ、あるわ、こっちにはひろ〜いmont.bell、あっちにはThe North Face、Marmot にMillet。フロア丸ごと全部アウトドアショップ。江戸一山岳部にとってここはパラダイス。
いいもの見ましたよ。見ただけか?――ほんとに?――さぁ、どうでしょう。

《ここが国際レース》 
 この項では国際レースならではの内容をお伝えします。

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 選手受付は前日のみのことが多いです。これが第一点呼。第二次点呼は当日、最終点呼はスタート前(大阪は15分前)。 
一次点呼では記念品を含め参加に必要なもの一式を受け取ります。
この一式の中身は、ナンバーカード4枚(アップとレース用)、IDカード、スペシャルドリンク用のシールと申請用紙、荷物預け用バックとそれに付ける個人別のキーホルダー、大会パンフ、記念品(Tシャツ、ハンドタオル、携帯ストラップ等)です。
二次点呼ではナンバーカード、アップに使うウェア、レース時着用のウェア上下、タイツからソックス、キャップ、グローブに至るまでチェックされます。ここで問題になってくるのがクラブチームのロゴなのです。
大阪も今大会から厳しくなったようで、ロゴが一定基準を超えていると荷造り用の緑テープがペタリと貼られてしまいます。企業名やメーカー名はとりあえず何でもチェックが入り、私なんかはアップのトレーニングウェアにasicsと入っていることを指摘されました。結局それはチェック対象ではありませんでしたけど。
大阪では最終点呼時にアップウェアやレースに不要なものを専用の荷物預けバックに入れてその場に置いていきます。スタート後にそのバックは更衣室へ運ばれます。

当日競技場内や関係各所に出入りする際には、必ずIDカードを首から提げます。
選手控え室があります。大会によっては、更衣室やシャワー、お風呂が用意されていることもあります。

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アップゾーンでは有名なトップランナーを見ながら、アップできます。
アップ時からTVカメラ、報道関係者、中継車等が並んでいます。
スタート時はきっちりナンバー順。
ゴールで大きなタオル(TVで見るアレです)をかけてもらえます。
レース後、夕刻からホテルで表彰式を兼ねたパーティーがあり、おいしいビールと食事を楽しめます。

そして、なんといってもスペシャルが置けます。(大会によっては限られたランナーしか置けない)
 
スペシャル
 スペシャルとはランナーが各自で用意したドリンクやジェルといった飲食物のことです。
これに対して大会側が用意したドリンクをゼネラルと呼ぶことが多いです。ゼネラルは水かスポドリのみです。バナナやチョコが出てくる大会ってホントは特別だということ、心しておきましょう。

 多くのランナーは注ぎ口が細くなったキャップ付きのプラ容器、お好み焼き屋のマヨネーズ容器と言えばわかるでしょうか。それに自分が普段愛飲しているドリンクを入れ、取りやすいよう、また一目で自分のものとわかるようモールなどで取っ手を付けています。TVでトップランナーが取る姿を見ますよね。
受付時に渡されたシールにナンバーと内容物、設置する地点を書き、容器に貼り付けて申請書とともにレース当日決められた時間までに提出します。設置できるのは大阪の場合、スタートから5キロ毎40キロまでです。すべての地点に用意すると8本というわけです。ゼネラルとは別にスペシャル用のテーブルがあり、さらにナンバーの末尾番号で分けて設置されます。
私は主にアミノ酸とクエン酸系のドリンクやジェルを15キロ以降から全てに置きました。
スタートが12時過ぎでハンガーノックが一番心配だったので、ドリンクとジェルを混ぜたスペシャルが効果大でした。

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お別れパーティー
 レース終了後のパーティーは、飲み放題食べ放題のバイキング立食。
レース以上に女の戦いです。
すごい勢いで食料争奪戦。。。
慣れた人は、仲間と手分けしてうまくやってました。
私のようにまずはビールで喉を潤し・・・なんてことをしているとたちまち出遅れてしまいます。
おかげで何でもいいから短い列に並んだ結果、しょっぱなからカレーでした。でもまぁ、はらぺこだったので世界のカレー3種類ともいっぺんに食べてしまいましたが。
デザートに行き着かなかったのが残念無念。

 パーティーでは、例のつくバックの彼女にお会いしました。他の三重県勢ランナーとテーブルを囲んでおりました。このメンバーがすごい。まず、彼女のいとこさん、こちらは当然サブスリー、でお次は今大会最年長ランナー、60歳を超えてます。そして、57歳で初国際のランナーや2時間50分を切り、今回15位のランナーなど、ツワモノぞろい。住んでいる地域からするとおそらく練習場所は起伏が多い。今度帰省したときには練習会に参加させてもらおうと思い、アド交換しました。
次回は名古屋で。


《不安あり、ハプニングあり、色々ありでありがとう》 
 大阪入りの前に実家へ寄ったのはレース準備をゆっくりする為でもありました。

 まずは、当日のユニフォーム準備。
天候や気温に備えて直前に対応できるよう数種類準備します。必要書類などもすぐ出るところに入れて準備万端。
 次に、シューズの準備。
私は練習時から長距離を走るといつも決まって足の指、爪、足裏にトラブルを抱えます。そのトラブル解消とフォーム改善を兼ねて年明けにシューズのサイズアップをしました。が、しかし、これがなかなか足にフィットしないのです。今までほぼピッタリサイズだったものを1cm以上大きくしましたから、違和感がありなんだか若干重たい気もしていました。足さばきとマッチしません。このニューシューズと今までの慣れたシューズの二足を用意していました。どちらもモデルはasicsのTarther。迷っていました。
 始めに、ニューシューズでジョグ。
すると・・・「ん?走れる」それまで感じていた違和感がありません。では、もう一方のシューズ。こちらも違和感はないけれど、途中絶対に足がしめつけられて疲れると思いました。何度か交互に履き替えた結果、ニューシューズで走ることに決めました。シューズを新しくして約3週間、ようやく足が慣れて感覚が変わったようでした。

 その他、数日前にアバラを打ち付けて「折れたか」と思うくらい痛かったことも、息子のトラック用スパイクのピンを踏みつけてチョイえぐれてしまった足の裏も走っていれば気にならなくなっていてどうにか大丈夫なことがわかり、不安材料が一つ一つ消えていき状況が動いていました。
 
 やれやれ、心配していたシューズの準備もOK。ホッと一息して、お次は時計の確認。ここで思いもよらぬハプニング。

 ジョグ前にペースやらラップやら何やら色々と私としては珍しく細かいセッティングをしていました。
ところが、“battery low”を訴えるのですよ、ガーミンさんが。えっ?なんで?
再度充電しようとすると、“complete” 充電完了の表示。セッティングもちゃんとできています。もしもし、ガーミンさん、どうなさいました?
どうやらラップやスタート操作をするとバッテリーが落ち、そのうち時刻すら表示しなくなってしまうことが判明。
あ゛〜マジですか。これまで散々放ったらかし、じゅうぶんな機能を発揮させず大事にしなかった、そのバツなのか。ガーミンさんがへそ曲げました。ガーミンさんの仕返しです。報復です。こんなことって・・・あるのです。(泣)原因ご存知の方、教えてください。
どうしよう。。。そうだ、メール、メール。「コーチィーー、きのこさぁぁ〜ん、HELP ME〜。」というわけでお二人から時計を貸していただけることになり一件落着。ギリギリセーフ。
 
 ようやくゆっくりお風呂と夕飯を済ませ、前項で触れたラップタイムテープを作り就寝、ぐっすり眠りました。
 翌朝、母が早起きして用意してくれた朝食を食べて大阪へ向かいました。

 自宅では、何かと慌ただしく、集中して準備することがなかなか難しいです。私のやりたいようにさせてくれ、留守中の家事を引き受けていただいたタケさんに感謝。いつもありがとね。
 実家では好物でおなか満足。座ってるだけでご飯が出てくるってイイ。両親に感謝。名古屋は見に来てね。
 足のサイズを測って、専門家に相談しながらシューズを新調しようと思ったのはカズさんのレポで「アスリートクラブ」のことを知ったからです。カズさんに感謝。ありがとうございます。
ちなみに、インソールは今回間に合わなかったので名古屋でお初です。
 コーチときのこさん、お二人には大阪でたくさんお世話になりました。山でもロードでもいつもホントに心強いです。豪華なお部屋でちょっぴりセレブ気分。ありがとうございました。
 レースの朝Nogaさんのメッセージ、元気出ました。ありがとうございました。
 眠くて寒い日曜の朝も、練習に向かえるのは江戸一メンバーがいるから。江戸一ありがとう。
 Kランナーズのみなさん、いつもお世話になってます。声援よく聞こえました。ありがとうございました。
 沿道のおっちゃん、おばちゃん、迫力の応援サンキューです。大阪気に入ったでえ〜
 
 偶然の出会いあり色々ありでランの神に感謝。

 私のレポを読んでくださったみなさん、ありがとうございました。


posted by 江戸一RC at 09:01| Comment(7) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月01日

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