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2013年08月15日

奥武蔵ウルトラマラソン完走記 by むらっち

第20回奥武蔵ウルトラマラソン無事完走しました。

レースに向けて
江戸一RCに入会するまで、こんな過酷なレースがあることを知りませんでした。年明けのフルマラソンの大会に向かう車中で、そのレースのことを初めて知りました。過酷なレースながら、ゴールの達成感はひとしおだと聞きとても興味が湧きました。ウルトラにもいつかは挑戦してみたいと思っていたし、選手としてだけでなく、エイドのスタッフとして江戸一の皆さんの応援があるのも魅力でした。そして、掲示板に今年の募集を知らせる書き込みがあった日に、勢いでエントリーしてしまいました。こうして、初ウルトラは、オクムに決まりました。
全く未知の世界なので、まずは情報収集から。ネットで検索するといろいろな情報が出てきます。コースの高低図を見ると、まるでトレイルの大会です。「真夏のドMレース」だとか「あまりの暑さに敢え無く途中棄権しました」とか少々不安になる内容ばかりでしたが、江戸一HP内のレースレポートや、シゲさんのシゲ通信がとても役に立ちました。目標タイムは全く想像できなかったので、とにかく自分のペースで最後まで走り切ろうと思いました。なので、大会までにすることは、暑さに慣れること。そして、ゆっくりでも長い時間動き続けることができる。この二点に絞りました。

試走
5月になると、掲示板に試走のお誘いが。写真やコース図からはいまひとつイメージが湧かなかったので、一度は走っておきたかったのですが、どの日も都合が悪く参加できませんでした。しかし、全く走らないのも不安なので、ここは独りでも行くしかないと思い、6月8日に試走を行いました。試走当日は、気温も低めで湿度もそんなに高くなく走りやすい日でした。時間はたっぷりあったので、折り返し付近まで行こうと、大会と同じ7時に体育館をスタートしました。コース前半部分をカットしてすぐに山登りに入りましたが、あまりの急坂に心拍数は170まで一気に上がります。それでも、アップダウンを繰り返していると落ち着いてきたのか、刈場坂峠まで順調に上ることができました。もう少し行こうと、大野峠で折り返しましたが、この辺りからだんだん足が重くなり、それが痛みへと変わってきました。前半調子に乗って下り坂を走ったツケが回ってきたみたいで、下り基調となる帰り道は地獄の苦しみでした。なんとか体育館までたどり着きましたが、大会当日の気温と、山登りの前の20qを思うと、しっかりペース配分しないとつぶれてしまいそうだと感じました。
不安も解消されないまま、7月に入ると早々に梅雨が明け、連日35℃を超える猛暑日です。少しでも暑さに慣れようと、週末は昼間の時間に走りましたが、あまりの暑さに全く距離が延びません。3q走っては給水の繰り返しで20q走るのがやっとでした。こんなんで、あのコースを78qも走れるのかとても心配でした。それでも徐々に暑さには慣れてきたのか、回復も早く、体調を崩すことなく練習ができました。そして、気持ちを高めるため、ユニフォームを作ったり、補給食や必要なものを揃えたりしていると、当日が待ち遠しく、まるで遠足の前の子供のようでした。この感じは、マラソンの時にはないのですが、トレイルの大会に出るときには感じるので、ちょっとした冒険感覚なのかなと感じました。

大会当日
当日の朝は、雨上がりのせいか空気がひんやりしていて肌寒いくらいでした。天気予報では、曇り時々雨の予報。でもここまできたら雨の中のレースより、暑くてもいいから晴れてほしいのが本音です。気持ちが通じたのか、会場に到着する頃には、暑くなりそうな夏の空。絶好のオクム日和です。
スタートまで2時間。アップもそれほど必要ないのでゆっくり準備ができます。走り始めると、固形物を受けつけなくなるので、とにかくぎりぎりまでバナナやおにぎり、水分を摂り続けました。エイドでは、水分と果物だけになりそうなので、エネルギー補給にハニースティンガー3個(はちみつ味がおいしい!)、塩熱サプリ、アミノバイタルを持って走ることにしました。スタートまでは、談笑したり記念撮影をしたりと、とても和やかに待つことができリラックスできました。
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7:00スタート
長丁場のレースなので、周りの人たちもきっとゆっくりペースでスタートするものだと思っていたら、結構なスピードで、あっという間に置いて行かれました。山登り前に脚を使い切ってしまわないためにもここはマイペース。序盤の周回コースは試走もしていないので、キロ6分ペースでとゆっくり行きます。高低図で想像した以上にアップダウンがあり、日差しも強くなってきたせいか、汗が噴出し全身汗だくです。上りで追いついては、下りで引き離される展開が続き、足も重く、今日は調子悪いのかと不安になります。何かの本に、「走り始めは重いくらいのほうがいい」と書いてあったことや、シゲ通信を思い出しながらマイペースで進みました。
そしてようやく鎌北湖。ここからが本番です。この先は試走で走っていたので大体のアップダウンはわかっていたはずなのに、あまりの急坂に顔が歪みます。ようやく急坂を登り終え清流エイドに到着。今までこんなに応援してもらったことがないので、往きのエイドでは少し照れくさく、すぐに出発してしまいました。それでも、折り返してまたここへ戻ってこようと気持ちが高まりました。
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山に入ってからは、時折涼しい風が吹き、そこまで暑さを感じなくなりました。顔振峠までは順調で、さっきまでの重い体が嘘のようでした。たぶんスタート前の食べすぎが原因だったのかもしれません。飯盛峠を過ぎたあたりから、徐々に脚が重くなってきました。試走では、もう少し先まで行けたのですが、やはり前半の20kmが結構効いているのか、ついに太腿前面のあたりがつり始めました。下りが苦手で、後傾気味にブレーキをかけながら走ってしまうため、どうしても太腿の筋肉を酷使してしまいます。それから、山に入ってからは、直射日光に当たることが少なく、暑さをあまり感じなくなったため、水分補給が少なくなっていたのも原因かもしれません。慌てて次のエイドでスポーツドリンク、アミノバイタルとバナナを補給しました。長い下りの後の上り返しでは、太腿を叩いて刺激を入れることで何とかペースを維持できました。
刈場坂峠の手前から早くもトップ選手とすれ違います。トップの選手は、フルマラソン以上のペースで駆け下っていきます。上半身の力が抜け、リラックスした走りは、とても勉強になります。テンションも上がり、刈場坂から折返しまでは、とても早く感じましたが、折返しまで5時間弱。名物のカキ氷は我慢してエイドを出ました。オクムでは、往路と復路が同じコースを走るので、すれ違う選手同士、「ファイトー!」「ナイスラン」と声を掛け合います。はじめは恥ずかしかったのですが、声を出すことで気持ちも高まり、辛さもまぎれます。また、江戸一メンバーの皆さんとのハイタッチもとても力になりました。
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飯森のエイドを出たあたりから、すれ違う選手もだんだん減ってきて、前にも後ろにも誰もいない時間も増えてきました。この区間は、とても苦しい時間帯でした。少し歩こうかなぁと弱気になります。そんな時に少し頑張ればエイドが現れます。「江戸一ガンバレ!」とかナンバーカードの名前を見て声援を送ってくれたり、試走では辛いばかりだった復路が、エイドがあるだけで気持ちが折れることなく走れます。清流エイドにしろ、他のエイドにしろ、苦しい区間の絶妙の位置に配置されている気がしました。
ユガテの最後の坂を何とか上り切り、カーブを曲がると黄色いTシャツが目に飛び込んできました。清流エイドまでたどり着けた安堵感と大声援に思わず涙がこぼれました。本当にこの大会に出場して良かった、諦めずここまで走ってきて良かった、もうここがゴールでもいいと思えるくらいの感動の瞬間でした。しかし、その余韻に浸る間もなく、にごーさんから「最後、あげて行くよ〜」と愛のムチが。勢いよくエイドを飛び出し、実際にはそれほどペースは上がっていないものの、気持ちが途切れることなくゴールまでたどり着くことができました。

7時間45分37秒
タイムだけではない、いろいろなことを学んだ大会でした。今は激しい筋肉痛で、来年のことは考えられませんが、この痛みが癒えるころにはきっとまた走りたいと思えるはずです。サポートして下さった皆さん、本当にありがとうございました。
江戸一に入会してから、独りでは味わえない喜びや感動、応援の力を強く感じています。この先も、メンバーの皆さんと互いに高め合い、新たな目標にチャレンジして行きたいと思います。
posted by 江戸一RC at 09:32| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
レース、お疲れ様でした!

みんなが、むらっちさんのユニフォーム、かっこいいって、言ってましたよ〜

別件ですが、忘れているかもしれませんが、JogNoteのリンクくださいね!
Posted by ニケ at 2013年08月16日 01:59
お疲れ様でした。
ユニフォームがあるとテンション上がりますね!ロゴを見て応援してもらったりと、作って良かったです。
Posted by むらっち at 2013年08月17日 21:46
初オクムお疲れさまでした。初オクムにしてナイスラン!すばらしいっす。

長い長い道のりを苦労して走りきった満足感が伝わってきます。そして、オクムには走った本人でないと感じられない、なにやら感動的なものがありそうだ、来年は出てみようかな、そんな気持ちになってしまいました。ナイスラン&レポートです。

それから、ニケさんご指摘の通り、あのユニフォームはイケてます。たいへん申し訳ないですが、多分、まねします。

次はフルマラソンでの快走を期待しております。最後にエール、「むらっち、心のリミッター外そうよ!」

Posted by にごー at 2013年08月30日 22:23
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