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2012年08月11日

大会レポ「第65回 富士登山競走(五合目コース)」by あぶ

いきなりですが、
来年の山頂コースアタックの切符を手にすることができて、ものすごく嬉しい!
自分自身を分析して、感情をあまり外に出さない(出すことが苦手?)方だと思っていたけど、今回だけは違った。腕を脇に抱えてガッツポーズを取りながら、ゴールマットを踏みしめていた。

0.きっかけ
佐倉マラソンを終え、帰りの電車の中で、富士登山競走の話が出た。それまでは、自分にとってあまり関係ないかな、と思っていたけど、いつの間にか申し込む気分になっていた。
クリック合戦をしのいで、なんとか申し込むことができ、第一関門を突破。

1.準備
佐倉マラソン以降、思ったよりも走り込むことができなかった。
故障のため、仕事のため、というように言い訳は何個か思いつくが、走ることの意欲を失っていたのも事実。反面、頭の片隅には、「今日は早く退社して走ろう。」と思ったりもするから、自分は結構適当なのかもしれない。
さすがに、7月に入ってレースが間近に迫ってくると、「練習しなくては」と焦ってきた。
オクムの試走、葛西臨海公園の7時間走、RYOTA君主催のLSDなどで距離を走るようにして、また気が向くとkzさんのように階段練習をした。
それでも、レース準備をしては付け焼刃的になってしまったことは否めない。
できれば試走に行きたかったけど、仕事のため都合がつかず、ぶっつけ本番となってしまった。

2.レースまで
前日に、Nogaさんから江戸一ユニフォームができたとメールが届き、早速手に入れ当日の勝負服とした。
富士山までの移動は、ニケちゃんの車に同乗させて頂くことになり、3:00AMに東大島待合わせでピックアップしてもらった。れいたん、チーバさんとピックアップ後、一路富士山へ向かった。
夜も明け、中央高速道から富士山が見えてきたけど、レースの実感は湧いてこないのは不思議だった。
小学校に駐車し、シャトルバスで富士吉田市役所に向かった。
下車後、市役所までの道のりの途中で、山頂コースアタックのカズさんを発見!
自分の知っている人が山頂アタックするのを見ると、「来年は自分も山頂に登りたい」の気持ちで昂ぶってきた。
7時に山頂コースがスタートし、5合目コースは9時スタート。この2時間は、長いような短いような、何していいかわからない時間だった。
着替えた後、レース準備でリュックに500mlのペットボトル2本、ジェル飲料とカロリーメイトを詰め込んだ。更に、五合目到着したとき寒いかもと思い、ウィンドブレーカーまで入れていた。
ニケちゃんに、「重装備過ぎ」と言われたため、ウィンドブレーカーは荷物から外した。それでも他のものはリュックに詰め込んだままだった。やはり初めてのレースで不安要素は多い故、荷物が多くなってしまう。(結局これは、レース終了まで悩まされることになった。)
開会式が始まり、最後はエイエイオーで景気づけを終えると8:45AMでスタートまで15分となった。
天気は快晴。うなぎのぼりの気温に、多少のめまいを感じた。首筋が熱い。

3.レース
9:00AMスタート。スタート位置は中段くらいで、ロスタイムは30秒。
れいたんとおしゃべりしながらゆっくり走り始めた。市役所の交差点を過ぎたあたりで、れいたんと別れて2時間30分を目指しての一人旅に出た。
正直なところ、体調はあまり良くない気がした。
緩い登りが続くとはいえ、自分が思い描くペースに持って行くことができない。
急に背中に背負っているリュックザックがやけに重く感じて、嫌気がしてきた。
7/1に、急勾配のオクムを、更に荷物を背負っても殆ど気にすることなしに走れたのに今日はやけに気になる。道端に捨てたくなってきた。「なんでニケちゃんの言うことを聞かなかったのだろう。」と後悔しても始まらない。
日差しがきつかったが、浅間神社を過ぎると木陰が多くなってきたため、極力日陰を求めて走ることに努めた。
ようやく、中の茶屋の給水所が見えてきた。
ためらうことなく、頭を出して水をかけてもらった。冷たさに一瞬身震いしたけど、頭が徐々に晴れてきた。ぬるくなった自分のポカリでなく、冷たい水で喉を潤すと、走る気になってきた。
馬返しまで4.5kmの看板が出ている。

浅間神社‐馬返しの行程は、未舗装の道となる。当初「走りにくそうで嫌だな」と思ったけど、実際に走ってみるとそれまでとは違っていいペースで走れた。抜かれるよりも抜く方が多かった。
やはり皆きつくなっているようだ。歩いている人がかなり多くなった。歩きたい思いが頭の中をチラチラしたが、とにかく馬返しまでは走り続けることだけを意識した。そしてこれが正解だった。

スタート地点から馬返しまでを、1時間15分くらい要した。果たして、このペースで山頂コースの切符を手に入れることはできるのだろうか?
馬返しで給水を取ると、いよいよ登山道へ入る。もうここから走っている人は殆どいなかった。皆黙々と脚を進めている。荒い呼吸の音だけが聞こえてくる。
登山道へ入ってまもなく、段差を乗り越えようとしたときに、右ふくらはぎが攣りそうになった。今度は左と、交互に攣りそうなる。
やはり、練習不足であることは否めないか?
それでも誤魔化しながら歩いていると、コツみたいなものがあることがわかってきた。
大きな段差を越えようとすると攣りそうになったが、段差がなければ問題ないことがわかった。そのため、道の中程の整備された段差(階段状の部分)を使わず、道の両脇の段差のない部分を2歩使って歩くようにした。また足首のバネを使わず、足裏全体で着地/蹴り出すようにするといいように思えた。
コースの脇には、脚を攣ってしまい、救護の方々に伸ばしてもらっている人も見かけた。「次は自分か」の思いが頭をよぎる。
今だから言えるけど、足が攣り始めた時点で、来年の山頂アタックは諦め始めていた。ここからは、お楽しみでいいかな?なんて気持ちも芽生えてきたのも本当のところ。
三合目の給水所で、また頭から水をかけてもらった。レモンとバナナを食し、少々長めの休憩をといり、再び登り始めた。ここで、初めてゴールまでのタイムを計算してみた。ここまで来るのに1時間45分を要している。馬返し−三合目の2kmを、30分強で歩くことができた。残り2km少々だ。アクシデントが無ければ、来年の山頂アタックできるかも、の期待を抱いた。
ただ、その気持ちを抱いたせいか、三合目から上の行程は、馬返し−三合目と比較すると、ペースが上がらない気がした。慢心というのだろうか?
一体どこまで行けばいいか、と思いながら脚を進めていると、上の方から「ゴールは・・・」、「もうすぐ・・・」という声が聞こえてきた。声はするけど、人の姿が見えてこない。あとどのくらい登ればいいのだろうと思ったが、徐々に声がはっきり聞こえてきた。「ゴールまで300m!」、「来年は山頂コースだ。」の声に安堵感を感じた。
登山道を登りきると、スタッフの方々が一列にならんで、ランナーに声援を送ってくださっていた。彼らのハイタッチに迎えられ、最後の段差を乗り切ると、赤いゴールが見えてきた。
そして、右手に広がる絶景!
ゴールしなくてはならないはずなのに、脚を止めてその景観に見入ること数十秒。
「来年は、山頂からこの景色を見れるんだ」の思いを抱いて、ゴールに向けて脚を進めた。

ゴール脇では、ニケちゃんが江戸一法被を着て、大きな声を張り上げている。
人の応援・声援は、こんなにも身に染みるものなのか、こんなにもありがたいものなのか!今日そのありがたさを初めて知った気がする。
腕を脇に抱え、嬉しさを噛み締めるようにガッツポーズを取りながら、青いゴールマットを踏みしめた。普段の自分なら絶対にしない行動だけど、とにかく今の気持ちを表現したいことで一杯だった。

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Photo by ランフォト



ゴール直後は、しばし放心状態だった気がする。
眼下に広がる景色を眺めても、なんの感情も湧き上がらず、レースを終えられたことだけが頭を支配していた。それでも、時間が経てば、やはり嬉しさはフツフツと湧いてきた。

4.山頂コースにアタックする方へ
時間を見るとギリギリで山頂アタックの切符を得ましたが、自分なりの情報として挙げてみたいと思います。
・今回は、ピーカンで気温も高かったのですが、これが曇りだったり雨だったりしたらどうなるかわかりません。温度対策というのがおそらく必要になるのでは、という気もします。参考までに、スタート地点と五合目の温度差は13度です。
・市役所から浅間神社までの坂は、さほど傾斜はきつくないと思いますが、長く続くことには閉口しました。
・浅間神社−馬返しは、未舗装の林道で、結構傾斜があります。ここで歩くか否かが山頂コースの切符の分かれ道と思います。
・馬返し以降も人を抜くチャンスはありますが、そのときは一気に何人も抜くことが必要かもしれません。(一人抜いて割込み、を繰り返すのはヒンシュクに思えてしまう)
・ただ、馬返し−五合目で人を抜いても順位に入れ替わりがある程度で、馬返し以前の歩きと以降の追込みの間にトレードオフが発生するとは思えないのが正直な気持ちです。
・歩き方にコツがあるように思います。これは実際に歩いてみないとわかりません。
・時間を計算して山頂コースにアタックできると思った瞬間、ペースが落ちると思います。油断大敵なのはいうまでもない。
・特に空気が薄いとは感じませんでした。
・ラン中での補給食や水分補給をどうするかですが、これは個人によると思います。(アドバイスになっていないなぁ)
・シューズは、普通のランニングシューズではきついかもしれないです。(れいたん談)
・馬返しからの行程は、ランと言うよりは登山です。試走はもちろん、できればトレイルで「歩いて登る」ということを経験した方がいいと思います。
・登っている最中は、「ここは富士山だ」なんてことを感じることは微塵もありません。
・五合目は観光客で一杯、賑やかです。馬がいます。ビールが高いです。

5.反省
山頂コースの切符を手にいれることはできましたが、準備不十分のまま参加した大会、またその他理由により、不完全燃焼で終わってしまった気がしてならないのが本音です。
レース前の練習、レース中の不必要な安堵感、私生活の問題点(レース前日にビールガバガバ飲んでいたし)など挙げられます。
これらのことを反面教師にして、これからのラン生活に反映しようかな、と思ってます。

6.最後に
レースに参加した方々、お疲れ様でした。
ニケちゃん、行き帰りの運転、応援、五合目のコーラありがとうございます。
途中声援を頂いた方々ありがとうございます。

7.記録
馬返し:01:13:10
五合目:02:20:40


posted by 江戸一RC at 11:11| Comment(8) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
改めて山頂切符ゲットおめでとうございます!
あぶさんのガッツポーズ始めてみましたよ^^
喜び大爆発ですね!

来年山頂でのビールを目指して富士登山制覇
を期待しています!
Posted by RYOTA at 2012年08月11日 14:32
山頂キップ獲得、おめでとうございます!!

私が4年前にシゲさんと初めてトライしたときは資格なんてなかったんですが、年々実力不足の方のトライする割合が増えてこのようになったようです。

その資格キップをあぶさんはゲットしたんですから自信持って下さい。

山頂コースは五合目コースとは全く違います。この難コースを初めてクリアしたときは感激で涙します。

来年は是非この感激を味わって下さいネ♪
Posted by カズ at 2012年08月11日 17:07
あぶさん、改めて山頂資格ゲットおめでとうございます(^_^)

あぶさんならイケると思ってたから、自分の事のように嬉しいです!
来年は山頂で、極上のビール飲んで下さいね(^^) 自分もまた5合目に挑戦したいと思ってます。
Posted by れいたん at 2012年08月11日 17:55
ありがとうございます。

本当に嬉しいです。
と同時に、山頂切符を手に入れたと言っても、山頂コースの関門に間に合わなかったのだから、まだまだだなというのも本音です。
途中で痙攣直前の状況に陥ってしまったのだから、体力負けしているのも事実ですし。
でも、来年まで時間はあるし、ゆっくり脚を作りこもうと思います。

山頂でのビールを目指して、頑張ります。
(^^)v



Posted by あぶ at 2012年08月12日 08:51
あぶさん 初挑戦で山頂資格ゲットおめでとうございます。

当日はビールがさぞおいしかったことでしょう。

富士山には2度登頂していますが・・・市内から5合目さらには山頂までなんて想像つきません。

来年もガッツポーズ見せて下さい。
Posted by Yasu at 2012年08月13日 23:29
あぶさん、富士登山五号目コース完走おめでとうございます。
試走に行かなくて不安だと言っていましたがあぶさんの走力なら時間内での完走は行けると思っていました。

来年は山頂コースですね!
カズさん、タケさん、シゲさん
Posted by タム at 2012年08月14日 15:21
昨日スマホで書き込んでたら途中で終わっちゃったみたいだからもう一度書き込みます(笑)

あぶさん、富士登山五号目コース完走おめでとうございます。
試走に行かなくて不安だと言っていましたがあぶさんの走力なら時間内での完走は行けると思っていました。

来年は山頂コースですね!
カズさん、タケさん、シゲさんが富士登山山頂レースに臨むときは試走に何回も行ったり減量したりという話をよく耳にします。

山頂コースはかなり厳しいと思いますが来年がんばってください。

時間内完走して僕をはじめみんなに自慢してください!
Posted by タム at 2012年08月15日 09:11
Yasuさん、タムさん
ありがとうございます。

来年、山頂コースを時間内完走してみんなに自慢したいけど、今回ギリギリ関門通過ですからね〜、ちと不安です。
ラン以外の不安要素が一杯です。(環境や体調など)
まぁ、今からこんなこときにしても仕方ないですね。普段地道に練習することにします。

ではでは。

Posted by あぶ at 2012年08月15日 22:31
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