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2011年06月09日

大会レポ『富士忍野高原トレイルレース』by エムケン

6月4日(土)10時10分新宿発の高速バスに乗り忍野八海へ。到着は交通事情により約1時間遅れの13時25分。
バス停に着くなり早速、富士の屋(民宿)に荷物を置き食事をすることにした。昨年は一人で忍野八海を散策したこともあり割と道は覚えているつもりだったが、バスを降りて約5分後、道を間違える。Nogaちゃんより指摘有。1年前の記憶ってこの程度か、はっはっはっでごまかす。


宿に着いて女将さんに部屋を案内してもらう。部屋は2階で窓からは真正面に富士山が見える場所だった。
「今日の説明会は参加する?」と、前回と同じく気さくに声を掛けてくれた。八海を散策してから行きますというと、会場まで送りますよと言ってくれたので14時45分に宿に戻ることにした。

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(この写真は5日朝撮った写真です)



まずは腹ごしらえ、
忍野八海周囲2km程度のエリアになるらしい。説明会での福田りっかさんのトークの中で語られていたことだが、一番のお勧めの池はお釜池だそうだ。
周囲にはお店もたくさんあり、多くの観光客でにぎわっていた。池があちこちにあるので散策をしながら食堂探し、1件目に入った店では待ち時間が20分と聞き、別の店を探す。その途中にはまた池があり見学。余り大きな声で言えないが田んぼ池と変わらないような池もある。これは八海と違うかな? 「昨年見たのでは? 」とすかさずタムちゃんチェック。周りを見ると看板があるので八海の一つのようだ。でもやっぱり田んぼ池に見える。
そう思ったのは、池(八海)は湧き水があり深くてきれいなものを言うのだろうという感覚であり、そして間違った知識によりさらなる落とし穴があることが今、レポートを書いていて知りました。
八海の一つと思っていたものは実は人工池だということです。

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(人工の池、でも水の透明度は圧巻です)



湧池と泥池の近くにはもう一つ大きな池があり、土産物店内を通らないと見ることができないようになっている池です。その時は(前回含め)水深10mでこんなに澄み切った池は見たことがないと感動して流石忍野八海と思っていましたが、ネットで検索してみると、いやはやこれは人口池だそうで、本来の8つの池とは違うようです。
結果として2日間の散策で見ていない池が2つあることになります。出口池と底抜け池の二つで、底抜け池のこともタムちゃんにウソを言っていました。あと一つは資料館の向こうにある大きな池だと。これも人工池で、その池のさらに奥に小さな池があるらしい。
そんなこんなでいろいろありましたが、再度食堂の話に戻すと、もう1件近くの小さな公園に食堂があるので行ってみたところ本日休業。結局1番最初に見たお店で食事をすることになりました。腹が空いていたわりには、散策などしてゆっくりとした時間を過ごし、まずはバスの疲れを癒すことができました。

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(本日休業だったお店 入ってみたたかったなぁ)



食事を終えて宿に戻り、そのまま宿の車で説明会場(スタート地点)まで送っていただき現地に着きました。
説明会は「ふれあいホール」という場所で行われ、コンサートなどもできそうな立派なホールで快適な座席だったので雰囲気としては何らかのセミナーに参加した気分でした。

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コース説明では杓子山から子の神経由の立ノ塚峠までのロープがあるところでは必ずロープを使ってゆっくり進んでください。とのアドバイスがありました。

下の写真は、りっかさんと間瀬さんのトークで、間瀬さんが持って走る予定の水筒(マヨネーズの入れ物)の話の場面です。水を入れるときは蓋を取って入れ、飲むときは指一本で押し上げるだけで飲めるから便利ですと言っていました。
(それに安い。Northではなくキュー?なのです)

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説明会を聞いた後は帰り道にある大きなドラッグショップで水など少々買い物をして宿に戻りました。
そして食事のとき女将さんが、明日の朝食何時にしますか?何時でも個別に対応いたしますよ。と、お客様個々に希望を聞いていた。それでは5時30分と言う。他のお客もいろいろ迷っていたが5時30分回答し、最終的には泊り客全員5時30分になった。
女将さんの話では富士山競争などでは3時間前を指定してくるお客様もいらっしゃいますが、と付け加えるが全員それで納得。さらに出発はと切り出し、会場までは送ってくれるということだ。結論は6時30分でお願いした。いろいろとお客の身になって対応してくれている。そういうこともあって今回もこの富士の屋にしたのだ。
料金は地域で決められている通常料金(ランナー特別料金)だった。去年は1000円安かったのだけどな?その時はかけこみ予約で部屋から富士山は見えなかったけれど。
(駆け込みだから逆に高くても、、、部屋が余っていたのかな?)



レース当日
予定通り4時45分起床、5時30分朝食、6時30分民宿の車で出発。
まずまずの天気、スタート会場からもうっすらと富士山が見える。
薄手のウインドブレーカがなくてもまったく大丈夫。むしろ暑くなりそうだ。

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スタート時間が近づく、でも、なんとなく緊張感はない。
ウエーブスタートで1回目10秒前からのカウントダウンで7:30分スタート。
位置的には中間よりやや前のほうからスタートだ。人の波に乗りスタートゲートを出発。しばらくはアスファルトの道を走る。1kmほど先でタムちゃんの応援。当然このあたりは元気で楽しい。

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気持ち良くそしてスピードは抑えて高座山までゆっくり上って行く、ここで370mほど上昇だ。この辺りから渋滞が始まる。渋滞といっても差ほどではない。

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急に傾斜がきつくなり、さらに300m上り杓子山へと進む。この流れは自分にとっては非常に良い。しかし、この斜面でブヨが立ち並ぶランナーたちの足元に群がる。前の人はタイツを履いていたが、それでも刺されているようで、すごく気にしていた。不思議と私の足には寄ってこない。ゴール後に話をしたランナーは素足に何箇所も刺された跡がありかなりかゆそうだった。私の足はブヨにも魅力のない血が流れているのか? Nogaちゃんが走る前に虫スプレー塗りますかと気遣ってくれたが、前回ミドルでは虫は居なかったので気にしなかったが、流石にこれだけぶんぶん寄って来られるとそれだけでかゆくなる。

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(前日の雨で地面が割れ地元消防団の車が立ち往生)

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(いい眺めですがジワリジワリと足に利いてくる。でもまだまだ大丈夫)

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(ブヨがランナーの足元に群がり始める)

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(このあたりにロープがあってもほとんどの人は使っていない)



長い行列について杓子山に到着した頃には、息が荒く疲れてきている。まだ朝食が消化されずに食べたものが上がってくるので、変な感触だが水は特に欲しくはなかった。
でも汗は相当出ている。そして蒸し暑くなってきた感じだ。
勝手に付けた杓子山名物、あの鐘を鳴らすのは誰カネ。折角だからカンカンカンと鳴らそうとも思ったが、前日の説明会で、昨年はかなりうるさかったと言っていたことを思い出し1回にしておいた。暑さの関係なのか、高度?消化不良?いろいろ考えられるが胸がむかつき始めた。まだ6.4km程度しかきてない。
ここから子の神を過ぎて立ノ塚峠まで、今回の結果では約40分間(約2.4km)がロングの難コースだった。ここまでも十分傾斜があり難コースなのだが、岩場と急激な下りのあるアドベンチャーコースという意味では緊張するコースが待っていた。
特にここからは係員の人もあちらこちらで注意を促していたのが印象的だった。
子の神前後にある岩場は鋭く研ぎ澄まされた包丁の刃のようだ。足を滑らすとその研ぎ澄まされた刃先で切り裂かれそうな感じで気が抜けない。そして2m以上の落差もあろうかと思える岩場を降りる時、ズルズルと体全体が滑り落ちた(そうになった)。必死で足を広げ、拠り所のない足場にしがみつく。何とかクリアーしたかと思うと次は木の根の上に泥が付着した急斜面、いや急斜面に木の根が張っているところを下る。ロープが張ってあり、係員が3人ほどで注意を促していた。ロープがなければ滑り落ちる場所だ。
今回重宝したのは山用の手袋だ、岩場とか急激な上り下りでロープを伝いながらの歩行には手袋は欠かせない。1ヵ月ほど前の道志トレイルレースではランニング用の手袋だったので、岩を持つ手が滑って用を成さなかったことを思うと今回の準備はバッチリだった。

何とか無事難所を通過し、立ノ峠で給水場に着いてもまだ気分は優れない。コップ一杯のスポーツドリンクを飲み、トイレ休憩を入れて再出発。ここからは昨年走ったミドルと同じコースだ。昨年は結構スピード出して走った記憶がある。下り基調なのに今回はトボトボと形だけの走りになっている。そして細かなアップダウンがあり二十曲峠峠の給水場に着く。そこでバナナを食べたが無味乾燥、全然美味しくない。完全に消化器系がおかしくなっている。オレンジは何とか食べられた。そして水を一杯補給して再出発。
走り出して、あれっ何か変だなと気づく。女性ランナーに釣られて走り出したもののアスファルトの広い道を走り出していた。この道は2周目の人が通る道だ。20m程度だったのですぐに引き返し正規の道に戻る。いやはや、先が思いやられるなどと独り言を言いながらまだ先は長い上に苦しい。きついレースなったなぁ。やはり暑さにやられたかな。
長い上りに差し掛かるともうメチャクチャきつい。それでも歩きだけは前の人について行こうと休まずに進む。石割山に着き、後は下り基調だから頑張ろうと思うが、そこから先の大平山辺りまではアップダウンが続く。こんなにアップダウあったかな。1年前走っているのに忘れてしまっている。かなり湿度も高い感じがする。富士山もこの時間帯では見えなくなってしまった。見えるとまた気分転換できるのではと思いつつゆっくり走り続けていく。

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そして、何とか20km分岐点までやってきたものの、走る気力なく本心もう止めたくなった。これ以上走り通せる自身がないとまで思い、しばらくこの場所で座りこんでしまった。応援の人もあと少しですよ。といってくれるが全然気が向かない。
過去に別のレースで一度リタイヤしたことがあるので、その時のことを思い出していた。
そのレース後、あの時歩いてでも行けるところまで行けばよかったと何度考えたことか、そして完走を期待して待っていてくれる仲間がいることも頭をよぎる。残念な気持ちにさせることはできない。
今自分の持っている実力は超えられないが、頑張ることはできる。できないのは体力か気持ちかのどちらかだ。今変えることができるのは気持ちだ。
調子悪くても何でも目標は完走することと決めていたレースなので時間は十分にある。
この分岐点は気持ちの分岐点でもあった。そして気持ちを切り替え最後まで歩くことにした。(この気持ちの切り替えに要した時間約10分程度)

ここからは、ミドルコース最初の上りコースになる。あぜ道をしばらくゆっくり走り、山道へと入って行く。山道に入ってからは歩く。歩き続け2周目のリストバンドをもらうところまでくるとあと少しで立ノ塚峠給水所だ。そしてあと6.5kmほど、幾分涼しくなってきたこともあってなんだか急に体に元気が戻ってきた。給水所の水が美味しい。そこで最終の決めである栄養ゼリーを一袋のみ走り出す。胃の調子、先ほどまですごく重かった足が別のもののように快調で動きが活発になるのを感じた。
走れる走れる!待っていたトレイルランの感覚!戻りました復活しました。
理由は分からないが、先ほどまで沈んでいた気持ちも体も全てがトレランに向かって走り出す。下り基調であることもありスピードがドンドンと増していく。下りでも少々の上りでも、こうなったら最後まで全力疾走あるのみ。
二十曲峠給水所で再びバナナを食べてみると、まったく最初に食べたものとは別のものの感覚ですごく美味しい。オレンジはそれに増して美味しかった。オレンジ3個、バナナ2個、スポーツドリンク2杯飲んで最後ゴールまでラン。(田んぼ道で1回歩いたけど)

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【今回の主な持ち物】
アクエリアス300g(1パック使用)
ペットボトル500ml1本(300ml使用)をハイドレに
Savas(ピーチ風味)1個(1個使用) 、羊羹1個(使用せず)、塩飴3個(1個使用)
山用の手袋
それにシューズ、履きなれたmontorailでまったく怪我無く痛み無く。
【タイム】
5時間54分16秒

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(完走の副賞はテーブルの上にあるタオルと蕎麦。右腕には2周目を証明するリストバンド)



ロングとミドルではコース難易度的に全然違っていたように思う。
ロングはやはりタフなコースだと思うし、ミドルはトレイルランにはもってこいの走りやすいスピードも出せるコースだと思う。土の質はがっちりとシューズが食い込むような質感があり、一部を除き、すべりとかはほとんど感じなかった。また、木の根なども足にひっかかるようなところが無かったのも良かったと思う。

走り終わるとすでにゴールしていたNogaちゃん、タムちゃん最後まで応援ありがとうございました。そして宿の女将さんボランティアでのタグの取りはずしお疲れ様でした。

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http://connect.garmin.com/player/90271795
ちなみに昨年のミドルは
http://connect.garmin.com/player/35840886
トン汁を食べて一息ついたところで、宿に戻ってお風呂でさっぱり。
帰りのバスまで十分時間があるので、昼食をしてから近くを散策することにした。
バス道路に面した食堂の多くは時間外で準備中。少し歩くと民宿の裏に食堂らしきものがあり営業中とあったので早速入ってみた。
折角ここまで来たので名物のほうとうを注文。それに生ビール。
ビールで乾杯。やっぱりビールはうまい。今回のレースツアーなど諸々と会話が弾む。
そこへ煮込みほうとうがやってきました。
一口食べてみて、これはうまい! 具もたくさん入っているし注文して大正解。
一見、味噌煮込み鍋焼きうどんみたいだが本当にうまかった。値段も1050円だったかな?昨日の店より250円安い。
Nogaちゃんが、どうも隣にお釜池があるみたいだという。それなら食事が終わった後にお釜池でも見物しよう。ということで、味も量も満足しほうとうを食べ終わり店を出る。
お金を払う時、店の人から、トレイルを走ってきたの?昨日はどこに泊まったの?うちも宿やってるから次回は宜しく。と、ちゃっかり来年に向けての呼込みであった。



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店を出るなり見覚えのある川と水車。ああこの店かと思わず記憶が鮮明になった。昨年お釜池を探してたどり着いた思い出の場所だ。

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これで正式には四つ目。私的嘘つきガイドとしては五つ目。
次に向かったのが銚子池と濁池。川に沿っていけば見つかるけれど、
これまた濁池が分かりにくいのだ。
川とチャうの?という感じ。たて看板にそう書いてあるから池だろう。
そんな風にぶらぶらしながらバス停にたどり着く。
いよいよ本レースツアーも終わり。あとはバスに乗って眠るだけ。

16時40分忍野八海を出発。この時間帯の中央高速は渋滞で新宿へは21時30分近くになった。
Nogaさん、タムさん、一緒してくれてありがとう。おかげですごく楽しいツアーになりました。
来年、機会があればミドルに再挑戦、その時の目標はタイム更新だ。

レース参戦レポート以外の要素ありで、忍野八海散策ツアー&レースレポートとなりました。


以上。


by emken






posted by 江戸一RC at 16:18| Comment(0) | 大会レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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